加工ゼロ、戦略100%。マーケティング戦略を応用してマッチングアプリで理想の人に出会った話

Uncategorized

こんにちは、もつみです。
タイトルからご想像いただける通り、私はマッチングアプリで今の夫と出会い結婚しました。
ただ、なんとなーくアプリで出会ったとかではなく、私のこれまでのビジネスのノウハウを全て詰め込み、超絶戦略的に行動した結果、願った通りの私にぴったりな人に出会えたという結果となりました。
その結果(今のところは)めちゃくちゃ幸せな人生を送れていると感じているので、今回はその方法をみなさんにシェアしたいと思います。

マッチングアプリを始めた理由

学生の頃から5年間付き合った人と別れたのは、20代半ばでした。
そこからは自分の夢や目標に向かって頑張る毎日。しかし27歳になった頃こう思うようになります。

「このままでも、仕事に友人付き合いに十分楽しい。でも——子育てを経験しないまま(※)死ぬのは嫌だな。」
※あくまで私が死ぬときに後悔することの一つとして

結婚に焦っていたわけではないけれど、「子育て」という人生の経験には年齢のタイムリミットがあるという現実もまた、冷静に理解していました。
そしてさらに思ったのです。

未来はあくまで“今”の延長なんだから、今行動しなければ思い描く未来も手に入れられない。

そこで登録したのが、マッチングアプリでした。
でも、がむしゃらに始めたわけではありません。

顔も芋、体型も寸胴、異性受けするようなノリの良さもない… 普通にやってたって時間を無駄にするだけ。
でも、私には頭脳がある。頭で勝負しろ!

そして私は、理想の未来を手に入れるため、戦略的にアプリを使うことにしたのです。

まずは自己分析。「自分が結婚したい人ってどんな人?」

マッチングアプリで「いい人いないかな〜」と流されるように探すのは非効率すぎる。
私はまず、「どんな人と一緒にいたいか」「どんな結婚生活を送りたいか」を明確に言語化しました。

私が相手に求めたのは、次のような人。

  • 多様性を受け入れられる人
     →自分が経験したことがないことでも、想像力を働かせて受け止められる人
  • 論理的で、知的好奇心が旺盛な人
     →感情的にならず話し合いができ、自分が関係ない事にも興味を持てる人
  • 逆境を乗り越えた経験がある人
     →人の痛みや苦しみが分かる人
  • 内向的な人
     →広く浅くではなく、狭く深く、誠実に物事を掘り下げられる人

+こっそり希望していたのが、肩幅が広い人(これは私の体型とのバランスの問題です笑)

これを土台にして、「そういう男性はどんな女性に惹かれるのか」を考えました。
つまり、“自分が”なりたい女性像ではなく、“理想の男性が求める女性像にフォーカスする。

ここからが“戦略”の始まりです。

ちなみに今になって思うのですが、この「自分に合いそうな人」というのは、出会ってもいない中で言語化するのはとても難しいと思います。
でも、「自分の子供をどんな風に育てたいか、どうなってほしいか」という問いに対する答えを考えると、理想の配偶者像が見えてくるかもしれません。
人間の本能として、より良い子孫を残すため無意識により優れた(※)配偶者を選んでいるような気がします。

※「優れた」というのは頭がいいとか顔が美しいとかではなく、個の中で求めているもの。例えば私は人に甘えるのがめちゃくちゃ苦手で真面目すぎて社会で苦労する場面も多かったので、子供にはそんな苦労をしてほしくなく、結婚相手には「ほどよく力を抜ける人・人生を楽しんでいる人」が良いなと思っていました。

プロフィール設計と写真戦略

相手がやっていたら嫌な写真は使わない

「いいね」が欲しいだけなら、加工したキラキラ写真や映えプロフィールにすればいい。
でも、私が欲しいのは“私に合う人”からの「いいね」だけ。
プロフィールは「相手に会ってみたいと思わせる」でも「絶対に嘘はつかない」ことを目指しました。

加工は一切しない:実際に会って悪い方のギャップのせいでフェードアウトされてしまったら、そこまでの時間が無駄になる。

先に見た目を磨いてみる:加工したくなるなくらいなら、加工が不要な自分になる努力をする方が長期的に有利。いずれ結婚式のためにダイエットするくらいなら、今やったほうがお得では?

誠実さを感じる構成に:顔がはっきり分かる写真+全身が分かる写真。異性やお酒の匂いがする写真、自撮りだけの写真はNG。

プロフィール文は“共感で刺す”

旅行が趣味です/カフェ巡りが好きです/ショッピングが好きですという、よくあるテンプレは避けました。
私が伝えたのは、
 ・台湾での留学経験と、それを通じて得た価値観
 ・今の仕事に打ち込んでいる理由
 ・これからの人生で実現したいこと
 ・じっくり話すのが好きな性格であること

つまり、私の価値観・人生観・努力の軌跡が見える文章を意識しました。
「肩書きや表面的なスペック」よりも、“深さ”に反応する人と繋がりたかったから。

相手の学歴は全く気にしていませんでしたが、マッチングした人のほとんどが、プロフィールには書いていなかったけれど東大卒や難関国立大卒の人でした。これには自分でも驚きましたが、狙い通り「知的好奇心が高く、価値観に共鳴してくれる人」と繋がれていたということなのだと思います。

やり取りと“合わない人”の見極め

メッセージのやり取りでは、最初から「重い」と思われても損なので、相手のペースやテンションにできるだけ寄せながら、自分らしさも忘れないようにしました。

実際に会ったけどフェードアウトした・された人の特徴

会話のテンポがしっくりこない人:言語化できない、フィーリングの部分。

恋愛経験が少なそうな人:極端に緊張していたりすると、恋愛経験が少ないのかなと思ってしまった。私自身が過去の恋愛で酸いも甘いも経験してきたからこそ、できれば過去の経験を活かせる人のほうが安心できた。

誠意を感じられない人:例えば初デートでお店を予約していなくて長時間うろうろするような人や、割り勘が当然という人。

こんな風に感じた人は「ご縁がなかった」と割り切り、ダラダラ続けずにフェードアウト。
これはお互いにとって時間の節約でもあり、誠実な選択でした。

夫との出会いとなぜかしっくりきた瞬間

現夫とマッチングしたのは、6人目(実際に会った人数で)。
プロフィールからも誠実さが伝わってきたので、「この人なら会ってみたい」と感じました。

初デートは閉店まで話し込んだカフェ

約束したのは、13時のカフェ。
普通は1〜2時間で解散するところ、気づけば夕方どころか夜。
最後の客になるまで話が尽きませんでした。

初対面とは思えないくらい、話のテンポも心地良く、なんでも話せる空気がありました。

そして、驚いたのがケーキのくだり。

私はスイーツが大好きで、カフェでは必ずコーヒーとケーキをセットにする派なのですが…
相手に奢ってもらう前提だと、初対面でケーキまで頼むのはちょっと気が引けますよね。

でも夫は、
「俺がごちそうするから何でも頼んで!ケーキも食べる?俺も頼もうかな。」
と、私の好みなんて知る由もないのに、自然と私が食べたい物を選ばせてくれたのです。

告白のタイミングと「一緒に夕日を見たい」と思えた人

3回目のデートは古民家カフェでのランチ。
「今回告白されなかったら、次はもうないってことだろうな…」と思っていました。

でも、駅の改札前まで来ても、なかなかその雰囲気にならず、
(…終わったかな)と諦めかけたそのとき。

雑音と人の多い改札前で、ようやく告白。
しかも前置きがめっちゃ長い!ムードなんてゼロ。

その日は「返事は後で」とちょっとじらして帰ったのですが、
帰り道、電車の窓から見えた夕日がすごく綺麗で。

あぁ、あの人とこの夕日を一緒に見たいな。

そう思った瞬間、私は「あ、私この人と付き合ってもいいかも」と思いました。

交際から結婚

夫に出会うまで、理想のタイプは「自分を引っ張ってくれるような頼れるお兄さん」でした。
(私自身が長女でまとめ役が多かったので。)
でも今まで付き合った人とはそれが原因で喧嘩をすることも多かったのも事実です。
憧れだった存在が、(私の負けず嫌いのせいで)いつのまにか競争相手になってしまう。

夫は、「もつみちゃーん、こういうときもつみちゃんならどうする?」と、ちょーどうでもいい仕事の相談でも私にしてくれるくらい、頼りにしてくれる。
引っ張ってもらいたいと思っていたけど、結局は自分が引っ張っていくほうが私らしくいられると気付いたのです。
(そして、引っ張っているつもりが実は裏でうまーく引っ張ってもらっていたり)

そして人として尊敬できること。

この人ほど価値のある人間にはもう出会えないだろう。もし何かあって働けなくなっても、私が支えたい。

心からそう思えたことが、結婚を決めた理由だったと思います。

それから、彼のご両親に初めて会ったとき、
夫以上に「この人たち、なんて素敵な人たちなんだ」と感動しました。

「このご両親に育てられたなら、きっとこの人は結婚後もブレない」
そう思えたことも、決め手になりました。

マッチングアプリで自分に合う人に出会うために

私がここまで書いてきたように、
マッチングアプリは戦略的に使えば、ちゃんと幸せを掴むための有効なツールになります。

でも、それにはいくつか大事なポイントがあると思います。

どんな人に“いいね”されたいか

どんな相手からも「いいね」が来るのではなく、自分が出合いたい人からだけ「いいね」が来るようにプロフィールを作る

自分はどんな相手となら合いそうか

もしも自分に子供がいたら、どんな風に育ってほしいか?それが、自分に合うタイプを考える材料になると思う

夢を見ない。手を繋げる人だなと思えたなら、まずはお付き合いしてみる

恋愛ご無沙汰期間が長いと、どんどん相手に対する条件が膨らんでしまう気がする。
でも、そんな自分は相手に条件を求められるほど見た目や中身が秀でているのか?
誰しも100%完璧なんてないのだから、自分の感覚を信じて「この人と手を繋げるか」、それだけクリアできたらまずは付き合ってみればよいと思う。
そして上手くいかなかったら結婚しなきゃいいだけ。

終わりに:アプリで出会えないからと卑屈にならないで

こんな風に成功談として記事にしてみましたが、
過去にはいくつかのマッチングアプリを使っことがあります。
その時はテンプレっぽいプロフィールで、
なんとなくマッチングして会っては「この人無理」の繰り返しで本当に時間を無駄にしていました。
そして上手くいかないことが続くと、「やっぱり自分は恋愛とか向いてないな」と、ちょっと卑屈になってました。

でも、今思えば上手くいかないのは当たり前で、全然戦略が足りていなかったなと思います。

また、諦めない事も大切ですが、「半年だけやってみて上手くいかなかったら一度退会して自分の考えとかリセットしてみる」というのも手かもしれません。

恋愛や結婚だけが幸せではないはずです。
でも、もし自分の生き方を肯定してくれ、同じ志のようなものをもつ“戦友”に出会いこの世界を生き延びていけるのなら―

マッチングアプリでの恋愛や結婚は、子供の頃に妄想していたキラキラした少女漫画のようなものではないけれど、
あの頃に思い描いていた何万倍も豊かな心と、共に人生を楽しむ相棒を手に入れることができたと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました