こんにちは、もつみです。
いまこの記事を読んでくださっている方は、まさに妊娠の報告方法で悩まれている方でしょうか。
私も妊娠したとき、家族には報告して盛り上がった一方、友人にはどう伝えるのが良いのかとても悩みました。
特にに考えたのは、子どものいない友人たちにどう伝えるかということ。
私はもともと「細く長く」の友人付き合いを好むタイプで、
今も関係が続いている友人は、「この人と出会えて本当によかった。ずっと大切にしていきたい」と思えた人ばかり。
そんな人たちはごくわずかで、今のところ5人程度。
だからこそ悩みました。
「大切な友人」だからこそ、報告すべきか。
でも、相手に気を遣わせたり、悲しい気持ちにさせてしまう可能性もある。
そもそも妊活中かもしれないし、子どもを望んでいないかもしれない。
正解のないこのテーマに、自分なりの答えを出して報告をしたときのことを、今回は書いてみます。
「知らせないほうがやさしい」は本当か?
いろいろ考えた結果、私は「自分からちゃんと報告する」という選択をしました。
なぜなら、「もし逆の立場だったら、私は知らせてほしい」と思ったから。
信頼している大切な人から、後になって「実は…」と聞かされるのは、
きっとそれこそ悲しいし、「なんで教えてくれなかったんだろう」と思ってしまうかもしれない。
もちろん、伝えたことでモヤモヤさせてしまう可能性がゼロではない。
だけど、私は彼女たちを信じている。
もし、こんなことで関係が壊れてしまうなら、それまでの関係だったのかもしれない。
私自身、彼女たちが妊娠しても、それだけで距離を置いたりはしないから。
報告の方法に込めた「戦略的やさしさ」
ただし、報告の「方法」には細心の注意を払いました。
私は、
✅ 夫婦で一緒に食べられるようなお菓子と、
✅ 手紙
をセットにして送りました。
これはちょっとビジネスライクな話になりますが、「返報性の法則」という心理効果を意識しています。
たとえばスーパーの試食販売で、「よかったらどうぞ~!」と肉団子を差し出されたら、
つい食べてしまって、「タダで食べたのに買わないのも悪いな…」と思って買ってしまう、あの心理。
先に好意を受けると、「お返ししなくちゃ」という気持ちが働くんですね。
なので、先にちょっとしたギフトを贈ることで、
“マイナス感情を先にプラスで包む”ような形にしてみたんです。
手紙に込めた本音:「これは、報告であってアピールじゃない」
手紙の中では、こんな内容を丁寧に書きました。
- 報告が急ですみません
- 自分からこういうことを言うのはおかしいかもしれないけど、出産祝いは絶対に送らないでね
- ライフイベントを気軽に話せる関係でいたいから、今回はちゃんと自分から報告したかった
- 幸せアピールがしたいわけじゃない。ただ、「人生に変化があったよ」ということを、
これからも関係を続けたいあなたには、知っておいてほしかった
私は、「なんのために妊娠を報告するのか?」を自分に問い直しました。
それは、「お祝いしてほしい」ためではなく、
「これからも大切な関係でいたいから、自分の変化を伝える」ためだったんです。
出産後の関係はどうなったか
出産後は、友人たち全員に「無事産まれたよ!落ち着いたらぜひ会いに来てね」と、簡単なメッセージを送りました。
「産んだ側からオープンにしておかないと、来る側はもっと気を遣う」
そう思ったからです。
- 「会いに行ってもいいのかな?」
- 「今は迷惑じゃないかな?」
そんな不安を相手に持たせたくなかったので、こちらからウェルカムを示すようにしました。
それでも、当然ながら、子どもが生まれたことで生活はガラッと変わります。
話題もペースも考え方も、少しずつ変わってくる。
だから、「今はもつみちゃんとは距離を置きたいな」と感じる友人がいても、それはそれでいいと思っています。
グイグイ報告をするのはやめて、一旦こちらからは距離をおく。
それでも「会いたい」と言ってくれた友人には、変わらず会いにきてもらいました。
結果として、同じ首都圏に住む友人が出産から4カ月後、赤ちゃんを見に遊びにきてくれました。
無理のない距離感で、でもちゃんと繋がっていられる。
そういう関係が続いていることが、とても嬉しいです。
おわりに:「報告する/しない」は、関係の再確認でもある
妊娠報告は、ただのライフイベント報告ではなく、
「この関係をこれからも大切にしたい」というメッセージでもありました。
そして、そのメッセージに対する相手の反応もまた、
これからの付き合い方をそっと教えてくれるヒントでもありました。
正解なんてない。けれど、
大切なのは、相手を思う気持ちと、自分の気持ちへの誠実さ。
この記事が、妊娠報告に悩む誰かの背中を、ほんの少しでも押せたら嬉しいです。
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